社会福祉士兼ライターの紙月日記

社会福祉士資格を持つライターが、社会保障に関するニュースや時事ネタ、娘の新生児脳梗塞などについて書くブログ

福祉のはなし

弁護士費用もカバー! 知的・発達障害児を守ってくれる傷害保険が登場

知的・発達障害のある子どもたちは時々、
何かに驚いて大きな動きをした結果、モノを壊してしまったり
他人にけがをさせてしまったりすることがあります。

さらに、自分がけがをさせるだけではなく、
周りから虐待を受けたり、思わぬトラブルに巻き込まれることも。

そんな状況から子どもたちを守るための保険が
この4月からスタートしたのを知っていますか?

今日はその保険についてご紹介したいと思います。

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ぜんち共済の「ぜんちのこども障害保険」

その保険というのが
ぜんち共済の「ぜんちのこども障害保険」

zenchi
(画像はHPより)

満5~18歳までで、特別支援教育を必要としている人であれば
誰でも加入が可能
な保険です。

一般の傷害保険と同様の入院保険や通院保険が出ることはもちろん、

他人にけがをさせたりモノを壊したりしてしまった場合に
最高で1000万円まで賠償責任保険金が出ることや、

虐待や消費者被害などのトラブルにあった際に、
弁護士や司法書士への相談費用や委任費用をカバーする
「権利擁護費用保険金」も用意
していることなどが特長です。

特にこの権利擁護費用の保険金は、
子どもたちが被害者になった場合の救済手段につながる
と思いますので、なかなか良いサポートですよね。

特別支援学級の児童生徒も対象に!

さらにさらに注目すべきなのが、その対象範囲の広さ。

先ほどもあげたように5~18歳なら誰でも加入できるので、
従来は特別支援学校に通う子どもしか対象にならなかったところが
特別支援学級に通ったり、通級指導を受けたりする子どもたちも
保険の恩恵にあずかれるように
なりました。

特別支援学級に通う児童・生徒数は
2004年度の9万1千人から2014年度は18万7千人と
10年間で倍増
しているんだとか。

まさに時代の要請に応じた保険なのかもしれません。

運営主体は「知的障害者のために生まれた組織」

このぜんち共済という会社、あまり聞きなれませんが、
全国の知的障害者やその関係者の福利厚生を担うため
2000年に誕生した「全国知的障害者共済会」が前身。

障害のために十分な社会的サポートを受けてこられなかった人々に対して
当事者に近い立場から、様々な支援制度を手掛けてきました。
(2006年に「ぜんち共済株式会社」に組織変更)

今回紹介した保険も月々の保険料が1100円と低額に抑えられていて、
多くの人の生活を支えてくれそうです。

もっと細かい補償内容や保険の申し込みについては
こちらの公式ページをご覧ください。

知的障害や発達障害が原因で困っている人たちにとって
役に立つ保険に成長していくことを願っております。

ではまた明日。

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