社会福祉士兼ライターの紙月日記

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福祉のはなし

知っておこう! 4月4日は養子縁組の日!

4月4日は養子縁組の日
4・4でようし、ってことですね。

これは日本財団が定めたもので、
4月4日から1か月間、
5月5日までを「特別養子縁組推進月間」にしています。

特別養子縁組、日本ではまだまだなじみがないですが、
きょうはこの制度についてご紹介します。

養子縁組には「普通」と「特別」の2種類ある

養子縁組とっても実は2種類ありまして、
それぞれの違いを押さえておかないといけません。

○普通養子縁組
家の存続などを目的とした養子縁組。
実の親との親子関係を残したまま、戸籍上は「養子」と表記される。
実親と養親との間で、二重の親子関係になる、ということ。

契約によって結ばれる関係で、解消が可能。
跡取りがいない会社の相続などをイメージするとわかりやすい。
実の親と養親、どちらの財産についても相続権がある。

○特別養子縁組
親が子供を育てることが困難な場合などに
子供の福祉を守るために行われる養子縁組。

実の親との親子関係を終了させたうえで、
養親との間に親子関係を新たにつくる。
戸籍上は「長男」などと普通の子供と同様に表記される。

いったん特別養子縁組を結ぶと、その関係の解消はできません。

日本ではまだまだ少ない!

特別養子縁組制度の年間の実施件数は400件程度だそうで、
それほど普及が進んでいません。

難しい環境にある要保護児童を助けるために有効な制度なのですが、
一度結ぶと解消ができないということもあり、
利用にハードルが高いともいえます。

そこで、もう少し利用しやすい制度としてあるのが、
18歳までの期限付きで要保護児童を預かる「里親制度」です。

里親制度を知ろう!

この里親制度には、
「親族里親」「養育里親」「専門里親」「養子縁組里親」の4種類があります。

親族里親とは、要保護児童の扶養義務者
もしくはその配偶者である親族で、里親認定を受けた人
のこと。

こう書くと複雑なんですが、扶養義務者っていうのは
3親等以内の家族のことなので、曾祖父母や叔父叔母くらいまでの範囲で
里親認定を受けた人、ということですね。

「養育里親」っていうのは、
親族関係はなくても要保護児童を育てることを希望していて、
養育里親研修を修了したうえで、経済的に困っていない人
を指します。
経済的に困っている人だと、児童を預かっても育てられないですからね。

ちなみに、養育里親が同時に受け入れられる児童の数は4人となっています。

三つめの「専門里親」っていうのは
児童虐待などの被害をうけたり非行行為があるなどの
より難しいケースの児童を受け入れる里親
のこと。

養育里親として3年以上の養育経験があり、
専門里親研修を終えているなどして認定を受ける必要があります。

最後の養子縁組里親っていうのは、その名の通り、
特別養子縁組を希望する里親のことですね。

里親制度もまだまだ普及していない!

厚労省の資料によると、2011年7月現在、
里親に委託されている児童数は4636人

ファミリーホームを含む里親等委託率は15.6%
10年前から倍増しているものの、
まだまだ十分ではありません。

厚労省は、この里親委託率を
2019年度までに22%に引き上げる目標を掲げています。

実現に向けて、里親自体を増やすことはもちろん、
里親制度の仕組みを周知していくことなど
いっそうの取り組みが必要ですね。

今日は制度の説明ばかりで小難しくなってしまいました。
またいずれ、この制度について取り上げたいと思います。

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