社会福祉士兼ライターの紙月日記

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福祉のはなし

「夜間中学」、生徒の8割は外国人 変わる意義、変わらぬニーズ

8日に発表されたニュースで、興味深い話がありました。

「夜間中学」生徒、8割が外国人 類似の取り組み広がる
(朝日新聞デジタルより)

gakkou
(夜間中学といえばやっぱりこの映画ですね!)

今日はこの内容を取り上げます。

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通うのは「日本語を学びたい」から

内容を簡単にまとめると、

・文科省が、全国の教育委員会に対して
昨年5月1日時点での「夜間中学校」の設置状況を聴取

・夜間中学があったのは、大阪市や奈良市、東京都世田谷区、
千葉県市川市など8都府県25市区で計31校

・公的な夜間中学がなくても、ボランティアなどによる
「自主夜間中学」や「識字教室」のような取り組みは
全国154市区町に307件が確認された

全体の生徒1849人のうち8割が外国人
入学理由は「読み書き」や「日本語会話」の習得が3割近くあった。

という感じです。

夜間中学って、それこそ昔は、
戦争の混乱で勉強ができなかった人たちが仕事の後に通っている
というイメージの場所でした。

ところが、日本の経済成長に伴って、そうした事例は減少。

いまでは、夜間中学には「日本語を学びたい外国人」が
多く通っているという事実が改めて浮き彫りになった
形です。

日本の労働力人口が減る中で、介護士に代表されるように
政府は外国人の人材を迎え入れる方向に舵を切っています。

一方で、迎え入れるからには、その人たちが
社会でなじんでいけるような仕組み作りが必要で、

彼らに対して、夜間中学をしっかり整備して
仕事と学習を両立できるようにしていくことが、
現代的なニーズだといえそうです。

ノウハウを吸い上げて全国展開を

文科省がこうした実態調査をするのは初めてだそうですが、
公的な夜間中学がなくても、ボランティア的な取り組みが
かなり広がっていることがわかったのは、かなりの収穫
ですよね。

いまはまだ共有されていないノウハウが各地にあるはずなので、
それを意識的に吸い上げていけば、全国で同様の仕組みを
つくっていくことは十分できると思います。

文科省は昨年、
各都道府県に最低1校は夜間学校を整備する
という方針を明らかにしています。

今回の調査結果が、この動きの追い風になるのは間違いなし。

調査を受けて具体的な施策が進むと思いますので
また動きをウォッチしていきます。

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