社会福祉士兼ライターの紙月日記

社会福祉士資格を持つライターが、社会保障に関するニュースや時事ネタ、娘の新生児脳梗塞などについて書くブログ

福祉のはなし

【統一地方選】当選したマイノリティ候補紹介(続き)

先日こちらのエントリーで、
統一地方選後半戦の結果について少しだけ書きました。

まだご紹介できていない候補がおりましたので、
今日はそのあたりについて書きたいと思います。

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聴覚障害を持つ議員が2人誕生

まずは前回のおさらいも含めまして。

東京都北区議選では、
「筆談ホステス」こと斉藤里恵さんが当選を果たしました。

saitourie

こちらのニュースだと、現状では周囲との意思疎通に
小型電子ボードを使われているようですが

北区議会では議場へのパソコンの持ち込みを禁じているということで、
今後、実際にどうやって議会活動をしていくのか、
最大の疑問である、本当に議会が変わるのかも含めて注目していきたいですね。

そして、同じような困難を抱える方がもう一人。

兵庫県明石市議選では、
聴覚障害を持つ家根谷(やねたに)敦子さんが当選されました。

yanetani

家根谷さんは生まれつき耳が聞こえず、
声を発することもできないということで、
普段は手話を使って周囲と意思疎通しているそう。

こちらも、選挙戦を通じて有権者から
「本当に議会活動ができるのか」
との疑問を浴びせられたそうです。

実は私も、この点については
(お二人の資質を疑うという意味ではなく)
同じ疑問を強く持っています。

本人の資質という問題以前に、
旧態依然の権化みたいな議会が自分から変わるのか?
最大会派に所属するわけでもない議員1人の不都合なら
平気で見過ごすんではなかろうか、
…と心のどこかで思っているからです。

このあたりについては今いってもしょうがないので、
また時期を見て、経過を調べてみたいと思います。

LGBTの議員も再選・返り咲き

性的少数者(LGBT)であることを公表している地方議員としては
2003年に東京都世田谷区議に初当選した、
トランスジェンダーの上川あやさんが有名ですが、
今回の統一選でも、上川さんは4期連続となる当選を果たしました。

kamikawa

定数50の議会で、立候補社82人中3位となる7132票を獲得。
地域の期待はかなり大きい、ということだと思います。

もう一人。東京都豊島区議選に立候補した石川大我さん

isikawa

同性愛者であることを公表している候補で、
こちらも2期目となる当選を果たしました。

石川さんはもともと2011年に豊島区議に初当選しましたが、
2014年の衆院選に出馬するために区議を辞職していました。
2013年には、社民党の党首選にも立候補していたので、
ニュースで見かけたことがあるという人も多いかもしれません。

3人目は、東京都中野区議選に立候補した石坂わたるさん

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こちらも同性愛者であることを公表しています。
2011年、2度目の区議選への挑戦で初当選し、
今回の統一選でも、再選を果たしました。

もともとの経歴としては養護学校の教諭だったそうですが、
実は精神保健福祉士の資格を持つソーシャルワーカーでもあるそうです。

以上、LGBTを公表している3議員を紹介しましたが、
当選した選挙区がすべて東京都内なんですね。
東京は人口が多く、先進的な考えの人も一定数いるので
性的マイノリティが支持を得やすいということだと思います。

この動きがどれくらいの年月で地方にも波及するのか、
今後の注目ポイントですね。

「知的障害児の母」の目線で市政に

最後にもう一人紹介したいと思います。

千葉県白井市議選に立候補した小田川あつ子さん
長女が知的障害を抱えています。

odagiri

子育てではずいぶん苦労をされたそうですが、
末っ子までの育児が一段落したことをきっかけに
自分の経験を社会のために役立てたいと
市議選への挑戦を決めたそう。
(細かな経緯はこちらのサイトで)

結果は見事、838票を獲得して初当選を果たされました。

全国的に障害児教育は厳しい環境に置かれています。
地方自治体ができることは多くはないかもしれませんが、
当事者の立場だからこそ見えることを
積極的に提案していってほしいです。

いや~、ちょっと遅くなってしまいましたが
しっかりと紹介ができて良かったです。

当選された皆さん、今後それぞれの地域で
頑張っていってほしいですね。

では、本日はこの辺で。

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