社会福祉士兼ライターの紙月日記

社会福祉士資格を持つライターが、社会保障に関するニュースや時事ネタ、娘の新生児脳梗塞などについて書くブログ

雑記

お厚いのがお好き?

タイトルは、15年くらい前にやっていたテレビ番組のタイトルで、
毎週哲学書を取り上げて解説する番組でした。
けっこう好きだったので、終わったときは
とっても残念だったのを思い出します。

ピケティってなんかすごいらしいよ?

さて、タイトルに関係あるようなないようなですが、
前から買いたい買いたいとは思っていたものの、
本の分厚さと値段の高さに恐れをなして
なかなか手が出ずにいた、アレが届きました。

そう、いま(というかここ半年以上?)話題の
ピケティ「21世紀の資本」。

この本を読んだことがなくても、
関連するピケティ解説だけは世の中にあふれているから
なんとなく内容を知っている気になっています。

簡単に言うと、
「これまでの政治家って、なんとなく、
国が経済成長すれば全国民が豊かになるって言ってたけど、
各国のデータをきちんと分析してみたら、
経済成長しても富裕層がどんどん豊かになるだけで
貧困層との格差は拡大してるんだぞ!」
という話だそうで。

画期的なのは、実際に各国のデータを分析したっていうところ。
これまではなんとなく「国が栄えればみんなに恩恵があるんだろう」と
思われていたところが、実はそうではないと数字で証明したのがすごい。
……らしい。

この本は経済の専門書なので
おそらくとっても読み進めるのが難しいと思いますが、
暇をみつけて少しずつでも読んでいきたいと思います。

民主党には追い風…なのか?

このブームっぷりは日本の政治にも影響していて、
いまの状況でちょっと考えてみると、
現在の安倍政権は、企業の規制緩和を進めることで、
企業が潤えばその恩恵で一般世帯も潤うという
「トリクルダウン理論」を実践中。
「そんな効果ないよ!」という、
このピケティの主張と真っ向から対立しています。

(トリクルダウンっていうのは「したたり落ちる」っていう意味で、
ざっくり言うと、上がハッピーになれば、それが漏れ伝わって
下もハッピーになるよね! という考え方です。
この前国会で総理が「我々の政策はトリクルダウン理論ではない」
と言ったようなんですが、実態を見ていると「おいおい」って感じです)

そして、このピケティブームに勢いづいているのが民主党。
政権を奪われて以来ほんとに存在感がなくなってしまいましたが、
党を立て直す議論のなかで、党の立ち位置としてまとめたのが「中道路線」。
「多様な価値観の尊重」「格差の是正」などを前面にだしています。

確かに自民党との対立軸という意味では、
やっぱりこういう主張に落ち着くんだと思うし
僕自身も、そういう政策を本当に実現してほしい。
本当にそれができるなら、心から応援したい。

でも結局、多くの人が民主党政権に失望した理由は
「訴える政策は耳障りがよかったけど、
どれもこれも実現しないじゃん!」というところに尽きるんですよね。

そしていまも、民主党の議論のなかで
「格差是正、具体的にどうするの?」という部分は
なんの具体性もないまま。
これから考えますといわれても、
掲げる旗のデザインだけ決まったって、
残念ながらもう誰もついていけない。

取捨選択するしかない

これからの時代、
経済が飛躍的に成長をするのは望み薄。
高齢化ばっかり進んで、人口総数は先細り。
アジアの中でも存在感がだんだんなくなる。

手持ちのカードが減ってくる中でとれる策は、
結局「どこに配分して、どこを削るか」のメリハリを
もっとはっきりつけることしかない。

その点、自民党の色ははっきりしているけど、
民主党はあいまいだ。
「困っている人みんなを助けます」
響きはとっても素敵だけど、きっと無理。

「リベラル」と言われる層は、
これからどんな政策を拠り所にしていくべきか。
どんな社会を目指していくべきなのか。

ピケティを読みつつ、
民主党の議論の先行きを見つつ、
じっくり考えたいと思います。

まとまりませんが、この辺で。

-雑記
-, ,

Copyright© 社会福祉士兼ライターの紙月日記 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.