社会福祉士兼ライターの紙月日記

社会福祉士資格を持つライターが、社会保障に関するニュースや時事ネタ、娘の新生児脳梗塞などについて書くブログ

時事ニュース

【ニュース】刑務所で認知症検査を実施へ

なんと2年半ぶりの更新になってしまいました。。。
ちょっと仕事でばたばたしたりしてはいたものの
これではアカウントが無駄になる! ということで再開することにしました。

あんまり肩ひじ張るとまた続かなくなりそうなので、
気になる福祉系ニュースとか、制度の解説なんかを中心に
またぼちぼち再開したいと思います~。

スポンサーリンク

本日の気になったニュース

というわけで、きょう見て気になったニュースのご紹介を。

「全国8か所の刑務所、60歳以上の新規受刑者に認知症検査実施へ」

TBSのニュースサイトによると、

 法務省が、全国8か所の刑務所で、新たに入所してくる60歳以上の全ての受刑者に、認知症の検査を実施する方針を固めました。

 認知症の検査を実施することになったのは、東京の府中や札幌、大阪など、全国8か所にある拠点刑務所です。検査は今年4月以降、60歳以上で新たに入所してくる全ての受刑者を対象に行われることになり、簡単な引き算をするなど計算能力や記憶力をテストすることになります。

 法務省によりますと、認知症の傾向があると判断された受刑者には、負担の軽い刑務作業を割り当てるほか、医師の診察を受けさせることで、出所後の福祉や医療の支援に繋げていくということです。

(出典はこちら

受刑者の処遇問題については、山本穰司さんが「獄窓記」で障害者が刑務所にあふれている現状を取り上げて、
初めてスポットライトがあたったのではないかという感じがします。
そこから色々な問題が「発見」されてきたことになるので、全国的に取り組みはまったく追いついていません。

特に刑務所って、その性質上、中のリアルがまったく見えてこない。
特集番組が時々つくられる以外、メディアが取材する機会もほとんどないし、
当然一般の人が中の生活を垣間見ることはほぼありません。
可視化されていないから、こんな対策が必要だ、という声があがってこない、ということになります。

これからますます認知症当事者が増えることを考えると、
認知症検査をすることは非常に前進だと思います。
ただ、その検査で認知症であることがわかったとして、
それを十分に考慮した体制をどこまで取ることが可能なのか。

出所後を見据えた福祉との連携はまだまだ始まったばかりですし、
そもそも刑務官に福祉的なスキルを身につけさせることは可能なのか。
「負担の軽い刑務作業を割り当てる」というだけでおわるのでは、
結局、小手先だけの対策、ということになってしまいかねません。

受刑者を取り巻く福祉問題は、また改めて書ければなと思います。

ではでは。

-時事ニュース

Copyright© 社会福祉士兼ライターの紙月日記 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.