日々のニュースを見ていると、
子どもをめぐる悲惨な虐待事件が後を絶ちません。
2月には、10年以上にわたって虐待を受けていた
北海道の高校2年の女子生徒が
虐待の主であった祖母と母を包丁で刺して殺害するという
痛ましい事件も起きました。
生活力がなく、保護者に頼らざるを得ない子どもたちは
周囲の大人からの理不尽な振る舞いの犠牲にされやすく、
その子どもたちを守っていくことは社会の責任でもあります。
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11月は「児童虐待防止推進月間」
厚労省の資料によると、
2012年度に全国の児童相談所に寄せられた
児童虐待に関する相談件数は6万6701件。
児童虐待防止法の施行(2000年)前の1999年度は
1万1631件で、その数はなんと5.7倍に増加。
一貫して右肩上がりでの増加を続けています。
そんな中、厚労省は2004年度から、
毎年11月を「児童虐待防止推進月間」に設定して
集中して問題をPRすることで、意識啓発を図っています。
推進月間自体はまだ半年くらい先のことですが、
現在厚労省は、運動を盛り上げる標語を募集しています。
過去の標語を紹介すると、
平成17年度 気づいたら 支えて 知らせて 見守って
平成18年度 あなたの「もしや」が子どもを救う。
平成19年度 きこえるよ 耳をすませば 心のさけび
平成20年度 助けての 小さなサイン 受け止めて
平成21年度 守ろうよ 未来を見つめる 小さなひとみ
平成22年度 見すごすな 幼い子どもの SOS
平成23年度 守るのは 気づいたあなたの その勇気
平成24年度 気づくのは あなたと地域の 心の目
平成25年度 さしのべた その手がこどもの 命綱
平成26年度 ためらわず 知らせてつなぐ 命の輪
といった感じだそうです。
応募は個人でも学校などの団体単位でもOKで、
郵送もしくはメールで受け付けます。
6月16日まで受け付けているということなので、
児童虐待問題に心を寄せるという意味も込めて、
一つだけでも投稿してみてはいかがでしょうか。
詳しくはこちらのサイトでご確認を。
僕も応募してみます。